“曹長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうちょう87.5%
さうちゃう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一大尉一特務曹長そうちょうが軍法会議に廻されたという明日発表される軍憲の移動を話して、こういう重職の交迭は決して尋常事ただごとではない。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「ぼくは高等科で、卒業したら兵隊にいくまで漁師だ。兵隊にいったら、下士官かしかんになって、曹長そうちょうぐらいになるから、おぼえとけ」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
白崎特務曹長さうちゃうがそこに待ってゐた。そして二人はでこぼこの丘の斜面のやうなところをあるいてゐた。柳の花がきんきんと光って飛んだ。
花椰菜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)