書帙しょちつ)” の例文
縁側のなかほどから奥の八畳の間に書帙しょちつ書画帖しょがちょうなどがさらしてある。障子もふすまも明け放してあるので、揚羽あげはちょうが座敷の中に飛込んで来て、やがてまた庭の方へ飛んで行く。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)