“更級日記”の読み方と例文
読み方割合
さらしなにっき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒はそれ以前には酒甕さかがめの中で造っていた。『更級日記さらしなにっき』の文にも見えているように、その甕は土中に作り据えてあって、酒を運ぶにはさらに小さなかめを用いていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ことに『伊勢物語』や『源氏物語』や『夜半よわ寝覚ねざめ』がつくられているではないか、それにまた『蜻蛉日記かげろうにっき』や『枕草紙まくらのそうし』や『更級日記さらしなにっき』やのような美しい日記随筆の類が生れているではないか
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
更級日記さらしなにっき』の著者は、東国の田舎いなかにいた娘の時代から文学書を読んで、どうか女に生れた上は『源氏物語』の夕顔ゆうがお浮舟うきふねのような美しい女になって少時しばらくでも光源氏ひかるげんじのようななさけある男に思われたいと
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)