“晩稻”のいろいろな読み方と例文
新字:晩稲
読み方割合
おくて60.0%
おくいね20.0%
おく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃お京は十七、よく脂が乘つて、もう娘になりきつて居たのに、お萩の方は年弱の晩稻おくてで、まだお手玉の方が嬉しい小娘だつたのです。
「さうらけて、れが晩稻おくいねはなだ」かね博勞ばくらうにした小麥粉こむぎここと/″\けてしまつた。苗束なへたばすこしろつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
杉山のせまきはざまの晩稻おく刈ると夕をはやみ冷たかるらむ
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)