明智小五郎あけちこごろう)” の例文
名探偵明智小五郎あけちこごろうの少年助手として、たびたびてがらをたてて、新聞にのるものですから、小林少年の名を知らない人はありません。
超人ニコラ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「ぼく、さっきから考えているんだけど、これは名探偵の明智小五郎あけちこごろうさんにでもたのまなくちゃ、解決できないような事件だね。」
大金塊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
爾来じらいごとに著名の難事件を処理して、現在では、名探偵と云えば、明智小五郎あけちこごろうか宗像隆一郎かというほどに、世に知られていた。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
名探偵明智小五郎あけちこごろうの少年助手小林芳雄こばやしよしお君が団長となって、小学生十人ほどで組織している、少年探偵団という団体があるのです。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
笠森判事が、自宅の書斎で、試験の結果を書きとめた書類を前にして、小首を傾けている所へ、明智小五郎あけちこごろうの名刺が通じられた。
心理試験 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
名前は明智小五郎あけちこごろうというのだが、話をして見ると如何いかにも変り者で、それで頭がよさ相で、私の惚れ込んだことには、探偵小説好なのだが
D坂の殺人事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
名探偵明智小五郎あけちこごろうの助手小林こばやし少年と少年探偵団の団員たちは、この怪人をむこうにまわして、ちえの戦いをいどむのです。
怪人と少年探偵 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
大きいほうの十四—五歳の少年は、名探偵明智小五郎あけちこごろうの少年助手として、また、少年探偵団の団長として、よく知られている小林芳雄こばやしよしお君でした。
探偵少年 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
が、お話をその方に進める前に、主人公の郷田三郎が、素人探偵の明智小五郎あけちこごろう——この名前は多分御承知の事と思います。
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私立探偵の明智小五郎あけちこごろうさん、ご存知でしょう。僕はもう六、七年も懇意こんいにしているのですが、やっぱりいろいろ教えられるところがありますね。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼は倭文子の同意を得て、おちゃみずの「開化かいかアパート」を訪ねた。そこに有名な素人探偵、明智小五郎あけちこごろうが住んでいたのだ。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
わが明智小五郎あけちこごろうは、ついに彼の生涯での最大強敵に相対あいたいした。ここに『蜘蛛男くもおとこ』の理智を越えて変幻自在へんげんじざいなる魔術がある。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ハア、明智小五郎あけちこごろうじゃありませんか。あの男なら、友達という程ではありませんけれど、知っているには知っています。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
右の出来事の翌日、明智小五郎あけちこごろうは警視庁に馴染の波越なみこし警部(当時彼は捜査課の重要地位についていた)を訪ねて、人を避けた一室に対談していた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
この忠雄君は、小学校六年生で、名探偵明智小五郎あけちこごろうの助手の小林こばやし少年が団長をやっている、少年探偵団の団員でした。
妖星人R (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ある夕がた、名探偵明智小五郎あけちこごろうの少女助手、花崎はなざきマユミさんは、中学一年のかわいらしい少女ふたりと手をとりあって、さびしい原っぱを歩いていました。
塔上の奇術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それから一月ほどたったあるばんのこと、めいたんてい明智小五郎あけちこごろうから、木村さんに、電話がかかってきました。
ふしぎな人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
で、素人しろうと探偵の明智小五郎あけちこごろうが、「蜘蛛男」事件を解決して、骨休ほねやすめの休養をする間が、たった十日ばかりしかなかったというのも、小説家の作り話ではない。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
実業家平田氏の交友録に、素人探偵明智小五郎あけちこごろうの名前が書き加えられたのは、こうしたいきさつからだった。
幽霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
名探偵明智小五郎あけちこごろうの少年助手、小林芳雄こばやしよしお君を団長とする少年探偵団は、小学校の五、六年生から中学の一、二年生までの少年二十人ほどで組織されていました。
夜光人間 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
このお話は、そういう出没自在しゅつぼつじざい神変しんぺんふかしぎの怪賊と、日本一の名探偵めいたんてい明智小五郎あけちこごろうとの、力と力、知恵と知恵、火花をちらす、一うちの大闘争だいとうそうの物語です。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
おそろしい知恵を持った怪盗と、名探偵明智小五郎あけちこごろう小林こばやし少年との知恵くらべの戦いなのです。ばけもののような怪物も、やがて正体を見あらわされる時が来るでしょう。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
名探偵明智小五郎あけちこごろうが、大冒険のすえに取りもどしたという、いわくつきのたからものでした。
灰色の巨人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
銀行事件のあくる日の夜、名探偵明智小五郎あけちこごろうの少年助手で、また、少年探偵団の団長をつとめている小林芳雄こばやしよしお君は、友だちの園田武夫そのだたけお君をたずねて、その勉強べやで、話をしていました。
黄金豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
明智小五郎あけちこごろうに、正体を見やぶられた怪人二十面相は、そのまま警視庁の留置場に入れられ、いちおう、とりしらべをうけたのち、未決囚みけつしゅうとして東京都内のI拘置所こうちしょに、ぶちこまれてしまいました。
怪奇四十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
明智小五郎あけちこごろうという名探偵がいる。わしの友だちがせわになったことがあるので、明智さんの腕まえはよく知っている。一千万円がおしいのではない。ルミの命が一千万円で買えるなら安いものだ。
魔法人形 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
小林団長というのは、名探偵明智小五郎あけちこごろうの、有名な少年助手なのです。
透明怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)