“揚煎餅（ブリーン）” の例文
彼は揚煎餅（ブリーン）を受け取ると、本を前に立てかけておいてムシャムシャやり出したが、ひどくそれに夢中になつてゐたものだから
ディカーニカ近郷夜話　後篇：04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母 (新字旧仮名) ／ ニコライ・ゴーゴリ(著)
『揚煎餅（ブリーン）をこちらへお出し！　お出しと言つたら、この碌でなしめ！』さう言ふなり、怖ろしい教師はバタつきの揚煎餅（ブリーン）を指で摘んで、窓から外へ投げ棄てた。
ディカーニカ近郷夜話　後篇：04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母 (新字旧仮名) ／ ニコライ・ゴーゴリ(著)
いかさま揚煎餅（ブリーン）を受け取つたのはその手で、からだの他の部分には罪がないとでもいふのだらう。
ディカーニカ近郷夜話　後篇：04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母 (新字旧仮名) ／ ニコライ・ゴーゴリ(著)