“拡散”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくさん50.0%
ディフュージョン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、本当の夜が来たのではなく空気がすくなくなって、そのところでは太陽の光がいわゆる乱反射らんはんしゃをして拡散かくさんしないために、あたりは暗いのであった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
次第に大きく、次第に強く、夜空一パイに拡散かくさんする笑いの波は、千種十次郎が言ったような、それは暴慢で虚無的で、そして悲劇的で、妙に涙をさえ含んだものでありました。
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それはちょうど水中にアルコホルの一滴を投じたと同様に四方に向かって拡散ディフュージョンを始めるであろうと仮想される。
不断に「拡散ディフュージョン」を続けて来たものであろうと思われる。
日本楽器の名称 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)