“拇印”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼいん93.3%
つめいん6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
血だらけになったのをどこかへ捨てたんだろう——その剃刀さえ見付かれば、口書くちが拇印ぼいんがなくたって、処刑台おしおきだいに上げられる女だ
「この金を受取るにも、生憎認印を持っていないと言ったら、拇印ぼいんを捺して行きなさいだってさ。僕は拇印なんか捺したことは初めてだ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「だからせめて、男にはび状を書かせて、以後は決して致しませんと、拇印つめいんさせ、女は二つ三つしッぱだいて、自分の家へ連れて行ってからの処分とすればいいだろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)