打衝うちあた)” の例文
正面の壁に打衝うちあたると、そこ一面にはだかっている十一面千手観音の画像に、異様な生動が湧き起されて来るのだった。
夢殿殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
一方を当てて夜ごとには彼方かなた此方こなたを垣したる、透間すきま少し有りたる中より、奮発はずみたるまりのごとく、くぐり出でて、戸障子に打衝うちあたる音すさまじく、の内に躍り込むよと見えし
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)