才槌せえづち)” の例文
恒「なに此の野郎、ふざけて居やがる、此の才槌せえづちで棚を毀したから己が此の野郎の頭を打毀ぶちこわしてやるんだ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
恒「何だと、手前てめえ父さんの拵えた物ア才槌せえづちで一つや二つなぐったってこわれねえ事ア知ってるじゃアねえか」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
長「才槌せえづちで二つや三つ擲って毀れるような物が道具になるか、大概ていげえ知れたこった、耄碌しちゃア駄目だ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)