“手児名”の読み方と例文
読み方割合
てこな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東の方は手児名てこなやしろ、そのうしろかめより水が流れ、これより石坂を登ると、弘法寺の堂の前に二葉の紅葉もみじ、秋の頃は誠に景色のい処でございます。
山部赤人が下総葛飾の真間娘子ままのおとめの墓を見て詠んだ長歌の反歌である。手児名てこな処女おとめの義だといわれている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
われもひとにも告げむ葛飾かつしか真間まま手児名てこな奥津城処おくつきどころ 〔巻三・四二三〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)