“葛飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつしか92.3%
かずしか2.6%
かづしか2.6%
カツシカ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葛飾かつしかにそだって、父親はゆうめいなお神楽師かぐらし、虎吉は小さいときから神楽笛を吹きなれて、それがまた、非凡の腕まえだったのです。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
鳰鳥(かいつぶり)は水にかずくので、葛飾かずしかのかずへの枕詞とした。葛飾は今の葛飾かつしか区一帯。「にえ」は神に新穀を供え祭ること、即ち新嘗にいなめの祭をいう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
鳰鳥にほどり葛飾かづしか早稲わせにへすともかなしきをてめやも 〔巻十四・三三八六〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
葛飾カツシカ真間マヽのてこながありしかば、真間のおすひに浪もとゞろに(万葉巻十四)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)