慣々なれなれ)” の例文
慣々なれなれしく私のそばへ来て、鍋のけてある水中みずのなかを覗いて見たり、土塀から垂下っていた柿の枝振えだぶりを眺めたり、その葉裏から秋の光を見上げたりして、何でもない主家うち周囲まわり
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
う静子は慣々なれなれしく言つてみた。月は其夢みる様な顔を照した。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)