“悲憤”の読み方と例文
読み方割合
ひふん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『えゝ、無責任むせきにんなる船員せんいん! 卑劣ひれつなる外人くわいじん! 海上かいじやう規則きそくなんためぞ。』と悲憤ひふんうでやくすと、夫人ふじんさびしきかほわたくしむかつた、しづんだこゑ
だが、しかし、その偵察機の上にも、同じ悲憤ひふんに、唇を噛みしめる軍人たちが、いて冷静をよそおって、方向舵ほうこうだあやつっていた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いろいろな悲憤ひふんが胸に燃えてどこをどう歩いたかわからなかった、かれはひょろ長いポプラの下に立ったときはじめてわが家へきたことを知った
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)