悪因あくいん)” の例文
里人のかたるを聞けば、汝一旦ひとたび愛慾あいよく心神こころみだれしより、たちまち鬼畜に一二五堕罪だざいしたるは、あさましともかなしとも、一二六ためしさへまれなる悪因あくいんなり。
の約束事にまかせて来たなどが、悪因あくいんとなったのは争いえない。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)