しょん)” の例文
その蟷螂さんと対局して、今、賭けておいた幾らかの金を取られ、しょんぼりと、もう石をくずした盤を、いつ迄、未練げに眺めていたのは、浮世絵師の喜多川春作きたがわしゅんさくだった。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)