“息吐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきづ50.0%
とい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
波の様に息吐いきづいたり、えくぼのはいったたくましい二の腕が、まぶた一杯に蛇の踊りを踊ったり、それらの、おさえつける様な、凶暴な姿態に混って、大柄な和服姿の彼女が
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
所謂庶民は僅かに息吐いきづ
傾ける殿堂 (新字旧仮名) / 上里春生(著)
凍る深夜の白い息吐といきが——そしてたちまちはげしい自棄の嘆きが荒く飛んで聴衆はほとんど腸を露出するまでに彼女の唄の句切りに切りさいなまれると
ダミア (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
凍る深夜の白い息吐といきが——そしてたちまちはげしい自棄の嘆きが荒く飛んで聴衆はほとんど腸を露出するまでに彼女の唄の句切りに切りさいなまれると
巴里の唄うたい (新字新仮名) / 岡本かの子(著)