“恋情”のいろいろな読み方と例文
旧字:戀情
読み方割合
れんじょう80.0%
おもい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはむろん恋情れんじょうからではありません。ただむかしの愛情の思い出と、あなたに、お聞きしたかったことが、聞けなかった心残りからです。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
そして、我ながらいじらしいことだが、わたしの胸の恋情れんじょうは、なんという新しい力をもって、燃え立ったことだろう!
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
彼女はその晩、すっかり張三ちょうさん(文遠)に魅されてしまった。色の黒い黒宋公こくそうこう旦那が、色白な張三の肉付きに見くらべられては、よけい虫が好かなくなった。恋情おもいは別れ際の眼もとにあふれていたろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)