“忠吉”の読み方と例文
読み方割合
ただよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後に将軍職をけ継いだ三男長丸おさまる秀忠ひでただ)はちょうどこの年に生まれ、四男福松丸ふくまつまる忠吉ただよし)はその翌年に生まれた。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
……そのとき、鳥居忠吉ただよしが……もう八十こえた老人じゃったが……わしの手をひいて、倉の前に導き、中を指さして、若殿……といったときの言葉は今もわすれかねる。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——お品はお腰の物でございましょうか。お刀ならばあいにくと新刀ばかりで、こちらは堀川の国広、まず新刀中第一の名品でござります。それから、この少し短いほうは肥前の忠吉ただよし、こちらは、京の埋忠——」