“志斐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シヒ50.0%
しひ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中臣女から出た一派の語部は、中臣志斐シヒ連などであらう。志斐シヒ連には、男で国史の表面に出てゐるものもある。
中臣女ナカトミメと汎称した下級巫女の上に、発達して来たものと推定の出来る中臣志斐シヒムラジの職業はここに出自があるものと思ふ。平安宮廷の女房の前身は、釆女其他の巫女である。
いなといへどふる志斐しひのがひがたりこのごろかずてわれひにけり 〔巻三・二三六〕 持統天皇
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
いなといへど語れ語れとらせこそ志斐しひいはまを強語しひがたりる 〔巻三・二三七〕 志斐嫗
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)