“忌避”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きひ95.2%
いや4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時ヨアヒムがこの曲にひそむ狂気的なものを感じて演奏を忌避きひしたというのは、伝説の誤りでなければ、ヨアヒムの偏見であろうと思う。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
絶対に光秀を忌避きひして、光秀を逆賊となす者のある一面には、暗に、彼の聯絡れんらくにたいして黙契もっけいをもってこたえ、情勢の進展とにらみ合わせて
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから又間もなく一知は、この村の習慣しきたりになっている物々しい婿入りの儀式を恥しがったものか、それともその式の当夜の乱暴な水祝みずいわい忌避いやがったものか
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)