“忌中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きちゅう80.0%
きちう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木崎の家は、もう忌中きちゅう貼紙はりがみも取れ、立番の巡査もいなくなって、何事もなかった様にひっそりと静まり返っていた。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
燭台しょくだいともし放しになっているのだ。その、灯を背負って赤い障子に貼られた忌中きちゅうの文字は、大きな達筆である。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
可怪をかしいぞ。すだれが下つて、忌中きちうの札が出て、中から線香の匂ひだ。誰が死んだのだらう?」
それから、忌中きちうの家へ手ブラで行く法はないから、これは少しばかりだが香奠かうでんの印だ