忌籠いこも)” の例文
つまりこの島々は神を敬うのあまり、祭典をある一家だけに任せてしまって、他の者はただ日夜の忌籠いこもりだけをしていたのであった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
もとは神社の方でも常設の社殿のないものが多く、祭の度毎に仮屋かりやをかけて、こうして忌籠いこもる例が幾らもある。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)