“御面会”のいろいろな読み方と例文
旧字:御面會
読み方割合
おあい50.0%
おあひ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こはそも華族の御身おんみとして、かったいものの屠犬児に、直接じきじき御面会おあいは心得ずと、矢島は思えど、主命なれば、きたれ、とかれさしまねきて、庭口より露地へ廻れば、夫人は縁側にしとねを移して
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
思はず言ひ掛けて、老女はにはかに口に手を当てぬ、「ほんとに老女おばさん、篠田さんのことでは私、皆様にお顔向けがならないのです、——老女さん、近く篠田さんに御面会おあひなさいまして——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)