“御留守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おるす85.7%
おんるす14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「早く君に安心させようと思って、草山ばかり見つめていたもんだから、つい足元が御留守おるすになって、落ちてしまった」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この期間は日本最近の一世紀と同じく、外国の文学に心を傾け過ぎて、国語の変遷を御留守おるすにした時代であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
霜夜しもよふけたるまくらもとにくとかぜつまひまよりりて障子しようじかみのかさこそとおとするもあはれにさびしき旦那樣だんなさま御留守おんるす
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)