“御田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みた66.7%
おんだの33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺には、御所のお米を作る御田みたという名が残っていた。そして伊勢大神宮の御厨みくりやの土地でもあった。飯倉という地名も、そこから起ったのであろう。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御料の地も、遠国の御田みたはもとよりのこと、山科やましなとか岩倉あたりの近くの御田や御林まで、野武士や乱逆の郷士らに荒されて、一粒の供御くごも上がっては来なかった。へいを正す大名が国々にない。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて巴の前に、武蔵国の住人、御田おんだの八郎師重もろしげという大剛力の者が三十騎余りで現れた。