“御淋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさび40.0%
おさむ40.0%
おさみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ」と正太は受けて、「叔母さんも御淋おさびしく成りましたろうから、ちと御話に被入いらしって下さい。今度は三吉叔父さんと同じ川の並びへ移りました」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「だって、兄さんが留守勝で、さぞ御淋おさむしいでしょうなんて、あんまり思遣おもいやりが好過よすぎる事をおっしゃるからさ」
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「こんな田舎いなか一人ひとりでは御淋おさみしかろ」と和尚おしょうはすぐ余に話しかけた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)