“彼面此面”の読み方と例文
読み方割合
をてもこのも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相模国さがむのくに歌で、足柄は範囲はひろかったが、此処は足柄山とぼんやり云っている。「彼面此面をてもこのも」は熟語で、あちらにもこちらにもというのであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
足柄あしがら彼面此面をてもこのもわなのかなるしづみあれひもく 〔巻十四・三三六一〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)