“弥蔵”の読み方と例文
読み方割合
やぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラッ八の八五郎は薄寒そうに弥蔵やぞうを構えたまま、ひざ小僧で銭形平次の家の木戸を押し開けて、狭い庭先へノソリと立ったのでした。
何をつまらねエやつに、いつまで引ッかかっているんだ——といわないばかりの鼻先をこおらせて、木蔭こかげに、弥蔵やぞうをきめてかがんでいる。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
着流しのうしろへ脇差だけを申しわけにちょいと横ちょに突き差して肩さきに弥蔵やぞうを立てていようという人物。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)