“弃(す)” の例文
ソノ俗一変シテ文行ニ篤キ者、玉岡翁ニ始マル。翁諱(いみな)謙。字(あざな)子謙。別号笠翁。江都ノ人。姓ハ森氏。壮歳詩ヲ善クシ兼テ書画ニ工(たくみ)ナリ。官ヲ弃(す)テ髪(はつ)ヲ削リ南総ニ客遊ス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
若敖卒してのち母と共に䢵に畜(やしな)わるる間䢵子の女に淫し令尹(れいいん)子文を生んだ、䢵の夫人これを夢中に弃(す)てしむると、虎が自分の乳で子文を育った、䢵子田(かり)して見付け惧れ帰ると夫人実を以て告げ