廿二三にじゅうにさん)” の例文
毎日来るので、亭主もこの女の年頃や顔容かおかたちをよく知つてゐた。彼女かれ廿二三にじゅうにさんぐらゐの痩形やせがたの女で、眉を剃つてゐる細い顔は上品にみえた。どう考へても、こゝらの百姓や町人の女房ではない。
小夜の中山夜啼石 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)