“庖厨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かって41.9%
ほうちゅう32.3%
くりや12.9%
はうちゆう6.5%
だいどころ3.2%
くリや3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お高の眼は物置と庖厨かっての間になった出入口へ往っていた。と、十七八の色の白い小生意気に見える小厮こぞうが土蔵の鍵を持って来た。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ただ一人暇を取らずにいた女中が驚きめて、けぶりくりやむるを見、引窓ひきまどを開きつつ人を呼んだ。浴室は庖厨ほうちゅうの外に接していたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
離宮内侍従医長の住宅 の事でございますから、そんなに大きくもありませんが、かなりに広い客室と書室、下僕しもべ部屋と庖厨くりや都合四室ございます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
庖厨はうちゆうの膳棚の下へ逃げかくれしかば、公、御刀を棚下へさし入れて、へし付け給ふに手にも覚えず刃とほりて管内死してけり、是れに依つてかくは名づけ給ふとぞ——
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下人 おかたさま、お客人きゃくじんわたらせられ、御膳部ごぜんぶました、貴下こなたをばおめしひいさまをばおたづね、乳母おんばどのはお庖厨だいどころ大小言おほこゞとなにもかも大紛亂おほらんちき小僕わたくしめはこれからお給仕きふじまゐらにゃなりませぬ。
ほどちかき庖厨くリやのほてり
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)