“底止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていし78.6%
とめど14.3%
とまり7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の如く、底止ていしすることなき、突発の椿事が椿事をうみ、天井から先に火がついて、室内をパッとすさまじい明るさにしてしまいました。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
男は奥様を抱くようにして、御耳へ口をよせてなだすかしますと、奥様の御声はその同情おもいやり猶々なおなお底止とめどがないようでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「もう、それで可い。ひとの非を挙げるやうな者にわざの出来たためしが無い。悲いかな君達の球も蒲田に八十で底止とまりだね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)