“序曲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
プレリュード28.6%
ウヴェルチューレ14.3%
じょきょく14.3%
ウウベルチユール14.3%
オーベルトュール14.3%
プロロオグ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此処迄が話の序曲プレリュードだが、中途は端折って直ちに結論に移ろう。と云って、主人は飲みかけの盃を乾すと更らに語り続けた。
二人のセルヴィヤ人 (新字新仮名) / 辰野隆(著)
『第七交響曲』の草案や『マクベスの序曲ウヴェルチューレ』の計画プランなどの中に交じって、シルラーの詩句を音楽主題へ嵌めようとする試みのあるのを私は見たことがある。
新田勢も鎌倉勢も、いきなりどうしてこんな形相ぎょうそうとなったものか。まず矢合せを序曲じょきょくとした源平時代の合戦には見られなかった激烈さである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
落葉おちばの響、蘆のそよぐ音なぞに秋の黄昏の寂寞悲哀を示す短い序曲ウウベルチユールを聞かせたのちは、伊太利イタリー近代の歌劇作家 Mascagni の Cavalleria Rusticana にならつて
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
私はまだ、ロッシニの序曲オーベルトュールに表われるような、の山の湖の夜明けは知らない。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
シンフォニイの最後の拍子に連れて、序曲プロロオグを唱う者登場する。そのうしろに炬火たいまつ小厮こものたち。