“幾百”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくひやく66.7%
いくひゃく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爐端(ろばた)の餅(もち)を頂(いたゞ)くあとへ、手(て)を揃(そろ)へ、頭(あたま)をならべて、幾百(いくひやく)か列(れつ)をなしたのが、一息(ひといき)に、山(やま)一(ひと)つ運(はこ)んだのであると言(い)ふ。洒落(しやれ)れたもので。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
またその室(しつ)の兩側(りようがは)の壁(かべ)近(ちか)くには、幾百(いくひやく)といふ多(おほ)くの引(ひ)き出(だ)しがあつて、種類別(しゆるいべつ)に整理(せいり)した昆蟲標本(こんちゆうひようほん)でいっぱいになつてをり、誰(たれ)でも勝手(かつて)に出(だ)して見(み)ることが出來(でき)るので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そこはいかにもすがすがしい森で、よい香(かお)りがただよっています。春になると、幾百(いくひゃく)ともしれないナイチンゲールが訪(おとず)れてきます。この森のすぐ近くに海があります。永遠に姿を変えている海です。
灼熱(しゃくねつ)した塵埃(じんあい)の空に幾百(いくひゃく)筋も赫(あか)く爛(ただ)れ込んでいる煙突(えんとつ)の煙(けむり)。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)