“幌泉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほろいずみ66.7%
ほろいづみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十四のとき、日高ひだか国の幌泉ほろいずみの浜へウニを捕りに行き、捕ったウニを岩の上に上げて、昼食をとりに帰っていると、沖の方でカクラ‼ と呼ぶ声がした。ホーと返事して浜へ出て見たが誰もいない。
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
帯は十勝とかちにそのまま根室ねむろ、落つる涙の幌泉ほろいずみ
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
それぢやア、どうしても、浦河からさきは本道路はつきません、な——よし、つけたところで、幌泉ほろいづみまでの狹い道でよいのでせう。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「社としては、初めの二十圓しかまだ出してゐないぢやないか? それに、僕はただ一囘幌泉ほろいづみで遊んだ切り、何も無駄な使ひ方はしなかつたぞ。」
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)