常葉集とこわしゅう)” の例文
彼は二部屋ある二階の六畳の方に古いきりの机を置いて、青年時代から書きためた自作の『まつ』、それに飛騨ひだ時代以来の『常葉集とこわしゅう』なぞの整理を思い立った時であるが
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)