“希(ま)” の例文
物は希(ま)れなるを以て貴(とうと)しとするからであろう、自分は、この仙台のまちにとって、最初の、また唯(ただ)一人の清国留学生だというので、非常に珍重がられ、それこそあなたの言うように
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
上に述べた通り、古エジプトや西アジアや古欧州の竜は、あるいは無足の大蛇、あるいは四足二翼のものだったが、中世より二足二翼のもの多く、また希(ま)れに無足有角のものもある。
寐(ね)ても醒(さめ)ても余の思想はこの国土(こくど)より離れざりしなり、真(まこと)にや古昔(こせき)のギリシヤ人は現世を以て最上の楽園と信じ、彼らの思想は現世外に出(いで)しこと実に希(ま)れなりしとは、余も余の国を以て満足し
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)