“巴理”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
パリ80.0%
ぱりー20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがやはり気に入った名がない。友人を連れて無暗むやみにあるく。友人は訳がわからずにくっ付いて行く。彼等はついに朝から晩まで巴理パリを探険した。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と友人の迷惑はまるで忘れて、一人嬉しがったというが、小説中の人間の名前をつけるに一日いちんち巴理パリを探険しなくてはならぬようでは随分手数てすうのかかる話だ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其れと同時に往路巴理ぱりーに滯在した時とは打て變つて使節一行の待遇と云ふものが俄に惡くなつて仕舞つた。