“差合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしあい75.0%
さしあ12.5%
さしあひ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楽章としての運動の変化を求めるために打ち越しが顧慮されきら差合さしあいの法式が定められ、人情の句の継続が戒められる。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「そうだ、みんごと、俺はこの片腕であの女をこっちのものにして見せる、兄貴の方に何か差合さしあいがあるかは知らねえが、お前も苦労人だから一番おれの男を立てさせてくれ」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
男一ぴき見込みこんで御頼みと有ことなれば何のいなとは申まじ而々さて/\其敵そのかたきいふは何者なるやと申せば掃部はまだあやぶみイヤ其事なりさきの相手によつては御差合さしあひも御座らうとぞんずるゆゑ確乎しかとした御詞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)