“左馬介光春”の読み方と例文
読み方割合
さまのすけみつはる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炯々けいけいたる幕将たちの眼もとは源右衛門へそそがれた。霜鬢そうびん白き斎藤内蔵助くらのすけおもて、ほとんど仮面かとも見えるほど悲壮な気稟きひんをおびている左馬介光春さまのすけみつはるの顔。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてこの方面の将は光秀の従兄弟いとこにあたるかの明智左馬介光春さまのすけみつはるだったことはいうまでもない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
従兄弟いとこ左馬介光春さまのすけみつはるは、安土の守りに残して来たが、この城には、光春の夫人や、その子女たちや、また例の、ひょうきん者の叔父、明智長閑斎ちょうかんさいなどという身内の者がたくさんいる。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)