巣掻すが)” の例文
巣掻すがいた蚕がさわぎ立ってゐるので、志津はおときと二人で目が廻る程せはしなく動きつづけた。廂の軒で条桑育にした蚕には、栗の木の枝を刈って来て、それにとまらせてはたいた。
夏蚕時 (新字旧仮名) / 金田千鶴(著)