“峨々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がが85.2%
がゝ9.3%
がゞ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クックの伝説からは、何だか峨々ががたる高山のような感じを受けるが、ほんとうは、丸底の盆を伏せたような、だらだらの山である。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
そも/\、此山と申すは、南は野山漫々まん/\として百餘里に及び、北は身延山高く峙ちて白根が嶽につづき、西には七めんと申す山峨々がゝとして白雪絶えず、人の住家一もなし、たま/\
また辰巳たつみには松柏まつかしわの生い茂りました青山が峨々がゞとそびえ、その洞にある醍醐寺からは遠寺とおでらの晩鐘がきこえて参ります。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)