“峡谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうこく88.2%
たにあい5.9%
キャニヨン5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵野原を北に歩んで尽くところ、北多摩の山の尾根と、秩父ちちぶ連峰のなだれが畳合たたみあっている辺に、峡谷きょうこくさとが幾つもあるそうです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
峡谷たにあいの山村に、春が過ぎ夏が過ぎ、山そのものが色絵錦いろえにしき陶器すえもののような秋になった。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一時間以内にもう三頭のエスキモーが組犬に加えられ、犬は都合九頭になつた、そしてあと十五分もたたないうちに、犬群は橇につけられ、ダイエイ峡谷キャニヨンにむかつて雪道をかけのぼつていた。