トップ
>
山住居
>
やまずまい
ふりがな文庫
“
山住居
(
やまずまい
)” の例文
山住居
(
やまずまい
)
して、一時行いすましていた神尾主膳は、ここで、境遇の変ると共に、また心持までも逆転したのは浅ましいことです。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そして、昼は馬方になって宿からこの大妻籠を帳場として稼ぎ、夜は、里から買って来た食べ物などを
齎
(
もたら
)
して新九郎と一緒に
山住居
(
やまずまい
)
をして来たのである。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なぜ
山住居
(
やまずまい
)
をせらるる、と聞く間もなしに慰めたんです。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
だから百姓弥之助の建物のある地盤から見ると「ここは高原の感じがする、山を下に見る」といって
山住居
(
やまずまい
)
をしていた或る学者が来て、不思議そうに眺めたことがある。
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
まして、
菩提山
(
ぼだいさん
)
の城にいては深窓の姫として育てられ、自分と
山住居
(
やまずまい
)
してからは、世間の表裏も知らない
深山
(
みやま
)
の
処女
(
おとめ
)
である。こんな話でさえすぐ涙をうかべる妹である。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「奈良から追われた牢人だよ。この先へ行くと、
山住居
(
やまずまい
)
してたくさんいるぜ」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「何の。
多寡
(
たか
)
の知れた
山住居
(
やまずまい
)
の
牢人
(
ろうにん
)
一名が、御奉公に参るのに、迎えなどは」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おかしいのだよ、兵庫様。
山住居
(
やまずまい
)
していた牢人どもは、きのう
悪戯
(
わるさ
)
を
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“山住”で始まる語句
山住
山住流