居職いじょく)” の例文
そして町中の孔子こうしさまのやしろまで来ると、汚い細路次の蔭から、一見居職いじょくとわかる猫背の男がヒョコヒョコ出て来て、出会いがしらに
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身扮みなりから、身体の様子、鑿胝のみだこの具合を見ると、居職いじょくの——それもたぶん彫物師ほりものしというところだろう——見知り人があるはずだ、その辺で当ってみな」
「驚くこたあねえさ、その代り命びろいをしたんだから」と栄二は云った、「おまけにこっちは居職いじょくだ、ちっとばかり跛になったって、しょうばいにゃあ差支えはねえからな」
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)