“彫物師”の読み方と例文
読み方割合
ほりものし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この切出しは手前のだらう。版木屋か、彫物師ほりものしでも無ければ使はない道具だ。とうを卷いて、端つこに(新)といふ字が書いてある」
心持こゝろもちばかりの追善供養ついぜんくようを致しやして、良人に命があらば、何卒どうぞ帰って親子四人よったり顔が合わしていと、無理な願掛がんがけをして居りやんした、此の観音さまは上手じょうず彫物師ほりものしが国へ来た時
先生が世界に又とない彫物師ほりものしで、人の体を彫る人だということは、お前も知っているだろう。そこで相談があるのだ。一寸ちょっと裸になって見せてはもらわれまいかと云っているのだ。どうだろう。
花子 (新字新仮名) / 森鴎外(著)