“小坪”の読み方と例文
読み方割合
こつぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の経験では、初がつおは鎌倉小坪こつぼ(漁師町)の浜に、小舟からわずかばかり揚がるそれを第一とする。その見所みどころは、今人と昔人と一致している。
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
そして小太郎ぎみ(義貞)のお相手にはよい者と選ばれて、ここから近い利根川の舟遊び、文珠山の紅葉狩り、冬は小坪こつぼ雪団ゆきまろめと、四季いろいろな記憶は多い。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これに味方しました三浦大介の子ども三百余騎は、平家の側に立った畠山はたけやま勢五百余騎と由井ゆい小坪こつぼの浦で激戦を交えましたが、畠山勢が敗れ武蔵国へ退却しました。