“小国”のいろいろな読み方と例文
旧字:小國
読み方割合
おぐに42.9%
をぐに42.9%
オグニ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六三 小国おぐにの三浦某というは村一の金持かねもちなり。今より二三代前の主人、まだ家は貧しくして、妻は少しく魯鈍ろどんなりき。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
幸ひに君と同県人の佐々木鉄窓氏と小国をぐに露堂氏がゐる、私が紹介をするから、この二人に頼むのが一番近道であることを話した。
札幌時代の石川啄木 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
米阪線と言うので、名は何だか小商人コアキンドの屋号のようである。私はほんの此少し前に、此汽車で越後境へ這入って見た。新潟県へ這入って、小国オグニ金丸カナマルとの間を、まだ汽車が通わないで居た。
山の湯雑記 (新字新仮名) / 折口信夫(著)