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審
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しら
ふりがな文庫
“
審
(
しら
)” の例文
審
(
しら
)
べあぐみ、廻り廻ってこの小屋へ来た藤吉、年久しく使いもしないと見えて朽ちた板戸に赤錆びた錠が下りている。開きそうもない。
釘抜藤吉捕物覚書:09 怨霊首人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
安重根 先刻も軍隊のほうから
審
(
しら
)
べが来ました。うるさくて寝られやしません。いったいどうしたというんです。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
さても
斯様
(
かよう
)
に持て余されたる。数も知れない狂人たちは。どこでどうして片付けられるか。さても不思議と
審
(
しら
)
べてみたれば。サアサこれから又聞き事だよ。耳も聞こえず眼玉も見えない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それを
審
(
しら
)
べるための、これもその一つであるということも、もちろん一空さまは、伊之吉にうち明けたのだ。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そこは一応入場者を
審
(
しら
)
べて切符を発行するところだった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
▼ もっと見る
早朝、忠相は非公式に右近を
審
(
しら
)
べて、伊勢の
名家
(
めいか
)
の
出
(
で
)
と知り、山田奉行当時の友人の
息
(
むすこ
)
ではあり、且つ人違いで当の喬之助ではないので、お絃とともに許してやる。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
夫
(
おっと
)
立会いの上で
身体
(
からだ
)
を
審
(
しら
)
べてみたら、案の定、乳の下の帯の間から、失くなった珊瑚が出てきた。
早耳三次捕物聞書:02 うし紅珊瑚
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
築土
(
つくど
)
八幡の家からは喬之助妻園絵をはじめ、弟の琴二郎まで
召捕
(
めしと
)
られて
審
(
しら
)
べを受けている。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
これに
端緒
(
たんちょ
)
を得た忠相は、用人に命じ、みずからも手をくだして乾坤二刀争奪のいきさつから、それに縦横にまつわる恋のたてひきまで今はすっかり
審
(
しら
)
べあがっているのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
今にも同心でも引き返して来て自分に対しても
審
(
しら
)
べがあるだろう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
審
(
しら
)
べの順序だから取急ぎ
吟味与力
(
ぎんみよりき
)
の出張を求めた。
早耳三次捕物聞書:01 霙橋辻斬夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
審
常用漢字
中学
部首:⼧
15画
“審”を含む語句
不審
審判官
審判
審判者
審問
審配
御不審
不審気
不審氣
不審牢
審美的
不審紙
審議
審判人
不審顔
予審判事
審美眼
審言
審食其
陪審官等
...